2017年3月6日月曜日

今週のトーナメント展望(スイングの過去と今)

2016-2017シーズンWGCの初戦は松山選手、2戦目はD.ジョンソン選手の優勝で
幕を閉じた。
リビエラで行われたジェネシスオープンでは大量リードで最終ラウンドを迎え
逃げ切り優勝となったが、今回はWGCの重みと混戦の中、後半は苦しい我慢の
ゴルフでの勝利となり、今後のD.ジョンソン選手はT.Wに変わる活躍を予感させ
る内容だったと思う。


シンガポールで行われた、LPGAツアーのHSBCwoman’sではM.ウィ選手が
初日から独走態勢となり、2014年以来の優勝する姿を期待したが、残念ながら
I.パーク選手の猛追に屈し、FinalRoundはputtingに終始苦しみ惜敗した。

ゴルフトーナメントの面白さは、若手、中堅、ベテランが全く同じ条件で
同じ舞台に立つチャンスがあり、戦うことが出来ることだろう。
長きに渡り活躍する選手にはそれなりの理由があり、メジャーに勝っても
その後活躍できずに姿を消してしまう選手も沢山いる。

今週のトーナメントでは、最終日こそスコアを伸ばすことが出来なかったが、
今でもアメリカで絶大な人気を誇る、フィル・ミケルソン選手の過去と今。
まだ、20代ではあるがアマチュア時代から何かと話題を提供してきた
ミッシェル・ウィ選手の過去と今を振り返ってみよう。


ミケルソン選手、25歳でのU.Sオープン


2016年、ミケルソン選手45歳

ミケルソン選手は、PGAツアーの中でも感覚を重視するタイプだと思う。
最初のコーチがリック・スミス氏、10年ほど前からはブッチ・ハーモン氏
2016年からは、無名のアンドリュー・ゲットソン氏。
昨年から新しいコーチとなったが、その真価はまだわからない。

1995年と2016年を見比べると体幹の動きには大きな変化は見られない。
パーシモン時代のツアープロ主流の逆Cと言われたフィニッシュは
歳と共に、フィニッシュで大きく背中が反り返る動きは少なくはなっている。
下半身より上体を重視する動作にも変化は見られない。
フィニッシュで左サイドが、目標に正対せずに残っているのが解る。

しかし、大きく変わった部分がある。

ミケルソン選手もパーシモンで、ゴルフスイング動作の基礎を作っている。
finishもそうだが、手の使い方が大きく変わった。
1995年では、バックスイングのクラブフェイスの開き具合と開くタイミングが
2016年に比べ早い。

コーチが良く使うクラブプレーンからヘッドが、1995年では外れている。
この動作は、当時のクラブでは自然に身に付く動きであって何も問題はない。
メタルヘッドからチタンヘッドに変化する過程で無駄な動きとなり、多くの
コーチはその動きを否定した。


ミッシェル・ウィ選手の2005年、レッドベター氏に師事し始めの頃


2016年のウィ選手

M.ウィ選手は、レッドベター氏によってスイング動作を大きく変更して
いるのが動画を見比べると良く解る。
そして、レッドベター氏が求めるスイングはどのような動作なのかも
ウィ選手の変化から見れば良く解る。

かつてのニック・ファルド氏の場合と同じで、両者(レッドベター氏も含め)
共に手足が長く、長身なのが特徴で脚の動きと目標方向への移動がfinishで
大きいのが特徴。
加えてグリップを高く上げるバックスイングでクラブフェイスの開閉も大きかった。
その動きを抑えるだけ抑えるのがレッドベター方式。

選手として更なる飛躍を目指していた頃に師事したファルド氏と、まだまだ
伸び盛りの10代で動作を抑えられてしまったウィ選手。
天才少女と言われた10年以上前のスイング動作は、今はもう見る影もない。

ウィ選手は、コーチの助言を信じ、ひたすらに夢を追い全て受け入れたのだろう。
一方でミケルソン選手は、自身の考えを前提として感覚を第一にして、聞く部分は
取り入れ、受け入れない所は受け流して来たのだろう。
その結果がコーチを変更する行動に現れている。

ウィ選手のツアーに対するモチベーション次第だろうが、選手としての
時間は多くはない。
今週はチャンスをものにすることが出来なかったが、今後もう一度
華を咲かせることが可能だろうか。このまま終わるには残念である。

現在、ROREXランキングNo.1のリディア・コ選手はレッドベター氏の元を
去った。両親の意向が強いとの報道であるが、コ選手の体型は
レッドベター理論には合わない。
結果は今後見守るしか術はないが、早い時期の決断は正解と思う。

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