2017年3月20日月曜日

アーノルドパーマーInvitationalからKingを偲んで。

BayHillで開催されたKing亡き後のAPInvitationalは、オージーのM.リーシュマン選手が
逆転勝利で自身2012年トラベラーズ選手権以来のPGAツアーキャリア2勝目
となった。そして今大会通して、アーノルド・パーマー氏の偉大さを改めて
痛感させられるトーナメントウィークであった。

パーマー氏の孫でサム・ソーンダース選手が決勝ラウンドに進めなかった
ことが非常に残念だったが、パーマー氏不在の中注目され、そのプレッシャー
は他の者には解る術もないが、今後の活躍を期待したい。

ソーンダース氏はインタビュー記事の中で、ゴルフ指導者の存在はなく、
プロに転向してからパーマー氏のアドバイスを受ける様になったと回想する。
そして、自身の携帯にパーマー氏の写真が保存してあり、自身のスイングと
比較すると類似する部分が多くあると言う。

ゴルフスイング動作は人が行う動作であり、他の動作と同じで人それぞれに
その動作には特徴がある。
外見や動作は、遺伝するわけだからゴルフスイング動作も遺伝しても
なんら不思議ではないだろう。
では、パーマー氏と孫のソーンダース選手のスイング動作を比較して
どこに共通点があるのか検証してみよう。







パーマー氏のスイング動作で代名詞と言えば、ハイフィニッシュになる。
私自身、このスイングを見た時の衝撃は今でも忘れられない。
このスイングの迫力は何なんだ!と真似したが、形だけ取り入れても
何も結果は変わらずに意味もなかった。

パーマー氏は腕力が強く、バックスイングからも推察出来るが、フックボール
を防止する策として出来上がったフィニッシュであろう。
スイングテンポも速く、テンポの速さは日常動作と共通するので
じっとしては居られない性分だったのではないかと思う。
バックスイングの左足の動きが大きいのは、重たいクラブしかなかった
時代の特徴で、自然と身に付いたと考えられる。
現代は子供用にクラブがあるので、子供が重たいクラブで練習する必要が
なくなったことから、スイング動作も無理することはなくなり、個性的な
スイング動作も少なくなり、動画などで他人のスイングを見る機会も多い
から、その影響が動作にどの様に表れるかは興味深いところではある。

パーマー氏のバックスイングとフィニッシュは時代を反映している
部分と必然的に形成された動作で、時代からして誰かを手本にした
事もないのではないか。

ソーンダース選手は偉大な人物の血筋に生まれ、ゴルフを始めた頃から
周りからの期待やプレッシャーで、少年時代は反発しただろう。
しかし、アイドルはパーマー氏で指導者がいなかったのもパーマー氏
を超える存在などいないので、他人のアドバイスなど耳には入らないだろう。
ソーンダース選手の言うそっくりな部分は、一番感覚的になる部分である
インパクト前後の動作で、真似したわけではないであろう。
彼のスイング動作はオーソドックスで癖がなく、バランスの良いスイング。
ハイフィニッシュにすれば、重ね合わせることが出来るだろう。
ハイフィニッシュにはなっていないが、フィニッシュで割と早く
前傾姿勢を起こす動作や目標の見方は同じと言える。
パーマー氏のように、少し首を傾ける仕草が入ればそっくりである。

ゴルファーなら誰しも、憧れたり真似してみたりするスイング動作は
あると思う。
しかし、部分的に真似ても動作中に意識する部分が多くなるだけで
大した効果は得られない。
やはり、ゴルフの本質はゴルフクラブの扱いと、飛球に対する意識で
スイング動作はそれを反映した動作に過ぎず、特に動作を分解して
パーツを意識して繋ぎ合わせても意味がない。
スイングテンポやリズムにしても普段の生活のリズムも動作に反映されるので
自分のリズムやテンポを知ることが大事だと思う。

パーマー氏の孫ではなく、サム・ソーンダース選手としての
活躍を今後期待しよう。

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